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誰でもわかる!
スーツのチェックポイント vol.4

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パンツがもぞもぞしませんか?

スーツ着用時意外と盲点になるのがパンツ。

穿き心地に差が出る部分をチェック!

パンツをひっくり返した小股と言われるちょうど股の部分に補強の為に当て布をしますがここにチェックポイントがあります。

最初の写真はファスナー部分から小股の部分まで一体の布をかぶせてあり、2枚目写真はファスナー部分から小股部分だけを三角にした布をかぶせてあります、布をかぶせると股部分に厚みが出過ぎてしまいますが、手間がかからず効率良く仕上げられます。

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3枚目の写真は股への引っ掛かりを少なくして、尚且つ強度を持たせるために中心部に小さな三角布、おしり側にも三角布を上からかぶせずに縫いこんであります。

(ミリオンクラブの仕様)

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 最後の写真の仕様は非常に手間が掛かりますが履き心地が抜群に変わることは容易に想像できると思います。

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スーツのチェックポイント vol.3

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「表はスッキリ、中はたっぷり。」

上記の言葉はスーツを仕立てる技術者の当然の基本事項です。

外側に出る表素材は極力美観を損ねない様スッキリ見せて、動き易くするために裏地はたっぷり使う。

良いスーツの最低条件です。

 

「中はたっぷり」の裏地をポイントにチェックして見ましょう。

ウール素材のスーツ生地は伸び縮みが大きく一着毎に仕上がりが微妙に違ってきます。

充分なゆとりを持たせる事が基本の裏地、表地を縫い合わせてからゆとり量を調整して最後に纏ります。

肩線の裏地部分(下の写真のブルー破線部分)を見比べて下さい。

左は表に縫い線が見えますが、右は見えません。

ブルー線の方は

肩の動きを考慮して手まつりで仕上げています。

もう一方は

ミシン縫いなのでゆとり量が出ません。

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裾部分も同じです。

縫い合わせ部分(グリーンのジグザグ線)を見比べると

前述の写真と同じように縫い合わせ部分に違いがあります。

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縫い目が見えないと言う事は事前に裏地を縫い付けてしまい、最後にひっくり返して出来上がりです。(いわゆるドンデンガエシ)

折り返し部分のキセ量(縫目と折り目の差)もグリーン線写真はたっぷりとっています。

このキセ量が少ないと表地の動きに裏地がついて来れなくなりジッとしていればカッコいいけれど動きづらいスーツになってしまいます。

表地にポリエステルなどを多く含む生地であれば伸び縮みも少なく裏地の計算も出来ますし、最後に纏るより効率良く安価に仕上げる事が出来ますが、ほとんどがウール100%のインポート素材やSuper110’s以上のいわゆる高級素材はとても伸び縮みしますので裏地を最後に付けないとゆとりを見極められません。

 

これが「中はたっぷり」の意味です。

 

伸び縮みする素材は手間が掛かりますが、手間を掛ければ掛けただけ体に吸い付くようでいて動き易い着用感が得られるのです。

 

高級素材、有名インポート生地ブランドがたくさん安価に出回っていますが、そのスーツ縫い目が見えますか?

「張子の虎」では時間が経ったら、、、

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スーツのチェックポイント vol.2

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vol.2はラペル部分のチェックの仕方です。

黙って触れば、ピタリと解る!

スーツ姿の中で最も目につく部分の一つが襟です。

写真の様にラペルのヘリ部分をつまむと折り返しの縫い代がどれだけ有るかが解ります。

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襟はスーツの表情を決定付ける部分ですから、シャープでいて柔らかな仕上がりにするために余分な生地をは少ない方が良いのです。

もう一つ重要な点があります、スーツを軽く仕上げる為には余計な生地は必要ありませんので極力少ないに越した事はありません。

襟の生地を減らした所で重さなんてほとんど変わらないとお思いでしょうが考えて見て下さい、一番目につく部分に気を使わない縫製工場が目に見えない裏側や芯地にまで気配りするでしょうか?

もっとも、縫い代を少なく縫うのは難しいのですが、、、

 

何着か違うブランドのジャケットを触り比べて下さい、違いが簡単に解りますのでせっかく気に入った生地が「仏作って魂入れず」のことわざの様に残念な結果になる前に事前のチェックをお忘れなく。

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スーツのチェックポイント vol.1

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一見どれも同じに見えるスーツ。

見るべきポイントさえ解ればスーツの良し悪しが見えて来ます。

 

近年流行の柔らかく光沢があるイタリア製素材、ハリがあって重厚なイギリス製素材、仕立てを忘れて生地ブランドだけで選ぶとせっかくのスーツがかえって安っぽく見えてしまいます。

今回は着心地と見た目を大きく左右する首回りと襟元についてチェックして見て下さい。

一枚襟

一枚の直線生地をハンドプレスにょって鎌エリに仕上げる仕様(エリ殺し)

 

立体的に仕上げた一枚エリは裏返すと余りが出ます(写真1枚目)

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立体的な鎌エリに仕上げる事によって肩線から首筋への「のぼり」がとても自然で(ブルーの線)、首から襟元へのラインが吸い付く様にフィットします(グリーンの線)。身体にフィットしたスーツは重さが分散され驚くほど軽く感じられるのです。(写真2枚目)

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切り替襟

二枚の生地を繋ぎ首回りの曲線を作り出す仕様。

 

繋いだエリはひっくり返してもそのまま。(写真3枚目)

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バイアスに繋ぐ事(グリーン線)で簡単に曲線が出来るが首回りの吸い付き、「のぼり」の自然さは失われやすい。

せっかくのしなやかな生地もイカ耳エリ(直線的)になってしまう事も、、、(写真4枚目)

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何気なく買っていたスーツ。

次回は表生地だけじゃなく、少し裏返してチェックして見てはいかがでしょうか?

 

 

 

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